埼玉県に東日本大震災で避難している東北3県や茨城の方々の支援を目的とする第20回「福玉会議」が浦和で開催されました。避難者団体、支援団体、福島県や宮城県県県外支援員、や富岡、浪江の復興支援員、大学関係者、生協、そして東電。GW中のため、いつもの出席者の半分、30人ほど。しかし、中身は3時間以上の各参加者からの発表などで白熱。来年3月の自主避難者への福島県の家賃補助打ち切り、重い家賃負担になること必至、を前に、福島県から埼玉県に避難している5000人の中での動揺が拡がり、これまでの居住場所から、引っ越しを余儀なくされ始めている実態報告と、それへの具体的な対応策で時間オーバー。埼玉県は、それでも、一歩踏み込んで、「県営住宅」の従来居住場所の継続使用を認め、入居枠拡大などを決め、救済の可能性が出てきた一方、民間借り上げ住宅やアパート、国営公務員宿舎やUR、東京都営住宅などへの避難者の多くが退去せざるをえない状況。特に「居住実績証明書」(3・11当日まで福島県に居住していた証明)が必要になるのに、未だ発行枚数が極めて少なく、これらの手続きを知らない避難者へどうやって情報を届けるのか。いずれにせよ、「3・11」は5年経過で、「もう支援は終わり。あとは自主再建で」の雰囲気。「和光3・11」で集まった義援金を、これら和光市近隣の避難者の集い「和光3・11つながりカフェ」へ使います。当面、6月、または7月に開催をめざし、これから実行委員会や和光市社協などとも打ち合わせ。なお、今回の会議で、毎年「和光3・11」では申請しても一度も受かったことはない各種補助金や助成金の一覧資料が配られ、来年こそは、と、目が釘付けになりました。