浦和での「埼玉県に福島などから避難している方々を支援」する会議があり、先日の成増北第1公園での「和光3・11つながりカフェ」の報告をしました。その際、一日中、避難者の方々とテントの中で色々話をしてくれていた浪江出身の避難者の方から「太宰治賞作家」志賀泉さんの話も付け加えて頂きました。
会議自体は、5年以上経過しながら、放射性物質の流失もとまらないまま、帰還政策を強引に進める福島県、それを後押しする国や東電への不満が、様々に「爆発」。
支援者が作った、善意だが、無神経な「帰還をあおる」表現のチラシは廃棄、作り直しになりました。
また被爆健康問題、住宅移転問題、仕事、教育、などあらゆる生活の基本が揺らぐ状況が深刻化、「情報交換の時は過ぎた。復興支援員、東電など当事者も参加しても、何も決まらず、問題解決につながらない」という泣きながらの訴え。ご家族も被爆され、配偶者と娘さんには甲状腺異常も検査で見つかりました。
来年3月「和光3・11」イベントに、多くの避難者は今の住いを追われ、参加出来る方はごく少数になるでしょう。また、和光市社協への義援金寄付での「和光3・11つながりカフェ」も、年内までかもしれません。
ですが、事態が改善されたわけではなく、むしろ悪化しており、「仮設住宅」「災害公営(復興)住宅」ほか被災地や首都圏だけでなく、全国に苦しんでいる方々が多数おられます。
なので、来年3月に集まるであろう数十万の募金、義援金の使い方は寄付先の和光市社協とも良く協議し、皆様の善意が少しでも手助けに役立てるよう、新たな使い道を検討しようと改めて思った会議でした。