”石巻との交流” 全ての始まりはここからでした。たまたま、
今日、群馬の合唱メンバー阿部さんの投稿記事があったので紹介します。2012年3月、4000人近くの犠牲者を出した石巻の地で、これまでの市民ホールも無い中、犠牲者追悼と復興祈念の特別コンサートが、ようやく1年ぶりに石巻専修大学体育館で行われました。
そこに首都圏各地(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県、茨城県、そして群馬県の阿部さんら)か約30名の弦楽器と合唱のメンバーが参加しました。雪舞う中、前夜の練習はコートを着たまま。
そして、本番。体育館は折りたたみ椅子に満席。チャイコフスキー第5番のあとのフォーレ「レクイエム」は、最後に拍手でなく「祈り」のエンディング。この曲を何度も経験したオケや合唱メンバーも「初めてこんな想い」という涙の演奏となりました。大川小出身の指揮者、佐々木克仁さんには、深い祈りが込められ、それが会場に満ちたのでした。
そして、その時の指揮者、同じ場所、同じオケで、この20日、文科省復興事業「トゥーランドット」が開催され、首都圏から約15人の弦、管楽器、合唱メンバーが参加します。
そして2013年6月、市制記念、でもある石巻出身の作曲家小杉太一郎さんと作詞家石島恒夫さんの「カンタータ大いなる故郷石巻」演奏会でも同規模の首都圏からの「応援」に駆けつけ、その感動を首都圏で、と、昨年3月「和光3・11」コンサートで、石巻からの合唱とオケの遠征を頂き、佐々木克仁先生指揮、群馬からの阿部さんら首都圏300人近くの参加者をくわえ、ベートーヴェン第9とともに第4楽章だけを演奏しました。
さらに、サンアゼリア大ホール満席の観客や演奏者自身のそのまたの感動を呼び、再び「今度は全曲を!」の声に押され、2018年第6回「和光3・11」コンサートで演奏することが決まりました。群馬の阿部さんらグループ、再来年の参加もきっとあることでしょう。
以上、石巻と「和光3・11」「サンアゼリア」をつなぐ”アウトライン”でした。