午後4時半から6時まで、「和光3・11」3月11日第2部コンサートの指揮者、高橋隆元さんと、合唱指導者佐藤圭さん、それに江頭実行委員長と事務局齋藤の4人の打ち合わせ。齋藤以外は初対面同士。で、4曲の楽譜はどこの出版社のものにするのか、次に2曲のドイツ語の発音、特にerをどうするか、が最大のテーマ。それに、双方の質問などもあり、充実した打ち合わせが出来ました。
そして、次は所沢フィルハーモニー管弦楽団の練習会場へ。午後8時の休憩時に、「和光3・11」チラシを全員に配布し、参加呼びかけ。何人もの顔見知りがあちらこちら。特に毎回足りないコンバスの方には個別にお願いしましたが、さて、何人参加頂けるか。
そして帰ろうとすると、指揮者がロビーで休憩中。練習中から、テレビで何度も見たあの方、とは思っていましたが、団員に尋ねると、やはり。指揮者、柳澤寿男さん。
あの血みどろの内戦旧ユーゴの対立する民族同士を音楽でつないで、コソボフィル首席指揮者として「敵国でのコンサート」実現を果たしてきた人としてテレビや新聞でこれまでも数多く報道されてきました。そこで、ご挨拶し、「和光3・11」チラシを手渡すと、「私も坂本龍一さんの東北ユースオーケストラに参加しました。続けることの大変さは良く分かります。」と。そして(12月所沢第9に出演の)「長谷川忍さんはそちらでも?」「渡邉公威さんって石巻出身なんですか?大事ですねえ。そのことは。」。「想い」が繋がりました。
以下は、先月の日本経済新聞。
平和願う音色、国連に響く 日本人が指揮のバルカン管弦楽団...
2016/10/19 12:21
ジュネーブ=共同】日本人指揮者が率い、多民族の音楽家で構成される「バルカン室内管弦楽団」が18日、日本の国連加盟60年を記念するコンサートをジュネーブの国連欧州本部で開いた。各国外交官ら約300人が平和を願う日本のメッセージを込めた音色に聞き入った。
指揮者は長野県出身の柳沢寿男さんで、旧ユーゴスラビア諸国を中心に活動している。本会議場でのコンサートではチャイコフスキーのセレナーデや、歌手の玉置浩二さんが楽団のために作った曲「歓喜の歌」などが力強く奏でられ、大きな拍手が湧いた。
ジュネーブ在住の中学校教師エマニュエル・リショーさんは「(平和のためという)意味のある音楽を聞けて良かった」と語った。
同楽団は2007年に柳沢さんが旧ユーゴ紛争後の民族共栄を願い設立した。メンバーは旧ユーゴ諸国出身者が中心だが、他の地域の出身者もおり、今回のコンサートにもフランス、日本、中国など出身のメンバーが参加した。
柳沢さんはコンサート後、「最初は硬かったが、次第にバルカンらしい力強い演奏ができるようになった。本当に良かったと思う」と話した。
日本は1956年12月に国連に加盟した。