毎日新聞朝刊に掲載されました。
https://mainichi.jp/articles/20180302/ddl/k11/040/016000c
読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20180302-OYTNT50035.html
和光も「人ごとではない」
2018年03月02日
被災の市民センター 支援イベント…9~13日
東日本大震災で天井が破損、約2か月の休館を余儀なくされた和光市民文化センターで、9~13日、復興支援イベントが開かれる。6回目となる今年は、被災ペットの保護活動を続けるボランティアの活動写真展や、東京電力福島第一原発事故で避難した親子をテーマとした絵画展を開催する。実行委員会は「時間の経過とともに薄れる被災の記憶と支援の心を再認識するきっかけにしたい」としている。
同センターは、震災で天井の一部が破損。照明器具などが落下する危険があり、修理のため約2か月休館した。「震災は、遠く離れた和光にも被害を及ぼした。人ごとではない」と、同市と近隣市の市民有志が2012年に実行委を結成し、同センターを会場に、13年以降、毎年復興支援のイベントを開催している。
今年は期間中、写真展「三春の動物シェルター」を開催する。被災地に残されるなどしたペットを保護する活動を続ける福島県三春町のボランティア団体を、ボランティア自身が撮影した写真で紹介する。また、絵画展「母子避難~ダキシメルオモイ」も行われる。東京電力福島第一原子力発電所の事故で、各地に避難した親子をテーマとした名古屋市の画家・小林憲明さんの作品約40点を展示する。
11日午後1時からは、「朗読・合唱コンサート」を開催。宮城県石巻市民交響楽団や、和光市民など約120人による「和光3・11スペシャル合唱団」などが出演するほか、同市立大和中放送部などによる、震災関連の著作物の朗読もある。実行委事務局の斎藤大介さんは「あの日を忘れないためにも、会場に足を運んでほしい」と話している。
写真展と絵画展は無料。朗読・合唱コンサートは大人1500円で寄付分600円を含む。学生(小学生以上)は500円。募金は石巻市などに寄付される。問い合わせは斎藤さん(090・5793・3800)へ。
2018年03月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun